転職エージェントを見極めるには?知っておきたい裏事情

転職エージェントを初めて利用する人も、何度か利用してみた人にも知っておいた方がいい情報をいくつか集めてみました。これを知っているかいないかで、今後の転職活動に大きな差がでるかもしれませんよ。

転職エージェントは企業からの成功報酬

まず、転職エージェントの仕組みについて詳しくなりましょう。転職エージェントの利益は利用者が入社した際に企業から受け取る成功報酬によって成り立っています。そして万が一、入社した利用者が半年以内に退職すると転職エージェントは企業にその報酬を返金しなければなりません。裏を返せば、担当のコンサルタントは入社した後もしっかりと続けられそうな人材を企業に紹介したいと考えています。でなければ、利益には繋がりませんし企業からの信頼も損ねてしまうから当然ですね。

また、企業から受け取る報酬は雇用した利用者の年収の一定の割合(一般的に25~40%程)なので、より質の良い人材を紹介する事ができれば転職エージェント側の報酬も増える仕組みになっています。つまりエージェント側としても出来るだけ優秀な人材を紹介したほうが効率がいいのです。優秀であれば年収も高くなります。それに比例してエージェントの報酬も高くなるのです。自分のキャリアや経歴によほど自信があるのであれば良いのでしょうが、あまりに高望みな条件を提示し続けていても、なかなか成果を出すのは難しいということを頭に置いておきましょう。

転職エージェントは大きく2つに分けられる

数多くある転職エージェントは大きく分けて2つの特色に分けられます。

  • 【総合型】

幅広い業種・職種を手がけています。求人数も豊富で、名前が良くしられている大手の転職エージェントに多いでしょう。転職先の業種・職種が未定の方や、一般的な事務などを希望している方はこのタイプの転職エージェントを利用してみるのがいいでしょう。ただ大手の場合だとその分利用者も多いですから、どうしても利用者のひとりひとりに対する対応に満足できないことも出てくるかもしれません。しかし数多くの業界に精通しているコンサルタントにアドバイスを貰えるのは総合型のエージェントならではです。求人数が豊富な分、条件のいい求人を紹介して貰える確率も高くなるでしょう。

  • 【専門型】

特定の業種や職種に力を入れており、そこで働くコンサルタントもその業界の経験者のみで固めているエージェントが多いです。大手エージェントにはない専門性を追求するため、中小規模のエージェントが多く見られます。利用者の数も比較的余裕があるため、利用者に親身になってくれるコンサルタントが多い傾向にあるようです。その代わりに他の業種にはめっきり弱くなってしまいますので、業種や職種がはっきりと決まっている方にはこちらのタイプをおすすめします。

自分の状況に合わせて、より良い転職エージェントを選ぶのが大切です。複数のエージェントに登録するのもいいでしょう。

求人情報を鵜呑みにしてはいけない

コンサルタントから紹介される求人は誰が書いていると思いますか?「企業側が書いているじゃないの?」そう思いますよね。しかし実際は転職エージェントの営業担当が作成しているものがほとんどなのです。

エージェント側からすれば採用企業は顧客ですので、企業の求める人物像により近い人材を紹介しなければなりません。そのより良い人材を集める為に営業担当は企業の採用担当者から受けた情報をもとに、求人を作成します。腕のいい担当が書く求人には企業が求める条件がしっかりと反映してあり、たくさんの応募が集まりますが、注意が必要なのはそうでない場合です。企業から正確な情報を得られていない担当が作成した求人には、給与が違ったり、あると書かれていた福利厚生がなかったり、などありえないミスがあることも事実です。入社してしまってから気づいたでは遅すぎますよね。

求人の目的は情報を正確に伝える事です。通常、転職エージェントでは作成した求人を採用企業に確認してもらった後に公開します。大手のエージェントではこのようなシステムがしっかりしていることが多いですが、中小のエージェントの中にはこのやりとりが適当に行われている場合もあります。

そのような求人に騙されないためには、紹介された求人の情報をその会社のホームページの採用情報などで確認することです。また情報が極端に少ない求人票は企業側にしっかりとヒアリングができていない証拠ですので、避けるのが無難かもしれません。

 

非公開求人の裏側

転職エージェントを利用する最大のメリットは、たくさんの非公開求人を持っているという点です。それでは、なぜ非公開求人が多いのか気になりませんか?答えは簡単です。企業側が求人を非公開にしたがるからです。

企業は採用の基準に達していない応募や、人気の求人への応募の殺到を避けたいと考えています。その方が効率的に採用活動が行えるためですね。転職エージェント側としても良い人材に紹介したほうが高い報酬に繋がりますから、利用者を選んで紹介したりすることもあります。非公開求人は両者に都合がよいというわけです。

また、コンサルタントがやけに勧めてくる求人にも要注意です。最初の項目であげたようにエージェント側は企業からの報酬で成り立っています。コンサルタントにはノルマがあることも多いので『実は還元率の高い求人を勧めている』なんてことがないとも言い切れません。

採用企業は転職エージェントを使い分けている?

転職エージェントを求める人材に応じて使い分けている企業も少なくありません。若手の人材をメインに紹介しているエージェントは人材の『質』より『数』を売りにしていることが多いです。このタイプのエージェントからたくさん人材を推薦してもらい、大量面接を行ったりします。そのため、最終面接までに面接も2回、3回となる傾向が見られます。

一方で、30代以上などの実績のある人材を欲しい企業は、紹介できる人材の数が少なくてもキャリア志向のエージェントに依頼するのです。この場合、企業側も優秀な人材に出会った場合すぐに反応しなければ他の企業に取られてしまう可能性が高いために1回目の面接で採用までいたる場合もあります。このようなケースですと利用者が主導権を握ることもできるので、実績のある方はこのタイプのエージェントを利用するのも手かもしれません。

相性の悪いコンサルタントには見切りをつけよう

やはり生身の人間同士ですから、相性はどうしても出てくると思います。もし、そりの合わない担当者にあたってしまった時には早々に見切りをつけた方がいいかもしれません。貴方が快く思っていない多くの場合、相手も同じように感じている事が多いです。推薦の際に他の利用者より厳しいことを伝えられてしまっては、面接の前から不利な状況に立たされます。

担当を変えて欲しいなどは言いにくい場合が多いと思いますので、思い切って他の転職エージェントに切り替えるしかないでしょう。担当者の変更が可能なことを謳っているエージェントもありますので、そのようなところを利用するのもいいかもしれません。

人間同士のやりとりである限り、良好な関係を築けていた方が有利なことに違いありません。もちろん言うまでもなく、こちらから良い関係を築くために気をつけることは重要です。

 

いかがだったでしょうか。転職エージェントの裏事情もしっかり抑えて、無駄のない転職活動をしたいものですね。

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