転職時の履歴書の書き方

履歴書は、応募企業が書類選考の際に判断材料とする、職務経歴書とともに重要な応募企業に提出する書類です。丁寧に書いているか、誤字・脱字はないか、記入している年月日などの数字は正しいか、書類を選考する際に理解でき、自分を効果的にアピールする内容になっているか等につきまして、説明していきます。

履歴書を書く上で心がけること

履歴書は、応募企業の採用を決定する人が、選考することで見るものですから、字は下手でも丁寧に作成して見る人が見やすいと感じるものを心がける必要があります。

乱雑な字で殴り書きのように書かれたものは、それだけで見る人の心象を害し、良い結果につながる事はまずありません。というより、誤字や脱字は大きなマイナスになります。なぜなら、履歴書を書くことも、SPIなどの本格的な診断テストの言語能力を試されることと同じなのです。むしろ、もっと用意周到に書いた履歴書の結果が誤字・脱字だらけのこの程度であれば、とてもビジネス文章などは任せられないということにもなりかねず、同程度の受験者の争いになった時に、大きなハンディになるのです。

次に、数字は正確に記入しなければなりません。入学・卒業・入社・退社の年や月を正しく記載し、選考者が正しく判断出来るようにしなければなりません。ほとんどの応募者は正しい数字を記載して問題は無いのですが、故意に不正な数字や在籍した会社を偽ったりすると、経歴詐称で入社が取り消される事も稀にはあります。

応募企業がどのような人材を求めているのかを理解して、履歴書を作成することも大切です。応募企業の人材募集欄の内容をよく読んで、求める人材を把握することです。その上で、企業が求める人材としてのスペックに自分がいかに合致し適合しているかを、今までの学歴や職務経歴でアピールしていけば、企業も判断しやすくなります。

また、志望動機は、選考結果に大きくかかわってきますので特に力を入れて書く必要があります。漠然とした、企業に対する憧れではなく、今までの自分の経験、能力、実績などを具体的に記述して、「自分がいかに他の応募者と違うのか」をPRし強烈に自分を売り込むようにしましょう。

各項目別履歴書の書き方

  • 基本情報

■日付 提出日か、提出の前日の日付を記入します。履歴書全体の表記を、西暦か元号表記か統一します。

■写真 表情や服装に注意して、好印象を与えるような写真を貼ります。写真が斜めなどにならないように気をつけて、まっすぐに貼ります。書き損じもあるので、写真は最後に貼り、裏に名前を記入します。

■氏名 「ふりがな」と書かれたものはひらがなで、「カタカナ」はカタカナで記載します。

■年齢 履歴書を送付した時の年齢を記入します。

■住所 都道府県から、省略をしないで記入します。住民票に倣うようなイメージで全ての情報(マンション名など)を必ず記入します。

■電話番号 日中に連絡が取りやすい電話番号を記載します。固定電話が自宅にない場合は何も書かないのではなく、携帯電話の番号でも良いので記入するようにします。

■メールアドレス 会社のアドレスは控える方が無難です。履歴書に携帯アドレスを記載しない場合は、スマートフォンや外部のパソコンでも確認出来る環境を構築して、連絡時などの迅速な対応が出来るようにします。

  • 【学歴、職歴】

■学歴 原則として、最終学歴の一つ前の学歴から記載します。応募職種で活かせる専攻や研究テーマは詳細に記載します。学校名は省略せずに「◯◯高校」ではなく「◯◯高等学校」と書きます。

■職歴 時系列に記載し会社名は省略しないで正式な社名を記載します。会社名の横のスペースか次の行に、業種と従業員数を書き、役職者の場合、役職名と簡単な職務内容も記載します。応募に関する職務内容は、特に強調して記載します。

異動・出向・派遣などによる部署変更は、会社名や部署名、異動年月等を記載します。社名変更は、〇〇株式会社(現△△会社)と記載します。現在、就業中かどうかも記載します。最終行は現在に至ると記載し、その下の行は右寄せで以上と記載します。

  • 志望動機 

転職の志望動機の例文の記事でも詳しく書いていますが、御社の社風にひかれたなどという曖昧な表現ではなく、具体的に応募企業に貢献できることを記載します。今までのキャリアを活用して、業務の経験や知識・技能などを、応募企業のどの部門で、どの職種で、どのように発揮するかを、出来るだけ具体的に記述して、応募企業に強い印象を与えることが大切です。

  • 免許・資格

資格は、正式名称で記載します。特に業務に関連する資格は必ず記入し、現在習得中も意欲を示すために記入します。

  • 趣味・特技

面接で話題になることもあるので、ギャンブル等は避けて絞り込んで記載します。

  • 本人希望記入欄

原則は、「貴社の規定に従います」と記載します。複数職種を応募している場合は、希望職種を記載します。

  • 通勤時間

転職では、通常90分以内が通勤圏と考えられています。90分を超え転居が可能な場合は、本人希望欄にその旨を記載します。また、遠隔地からの応募で転居可能な場合も、その旨を記載して意欲を示します。

  • 配偶者の有無

家族手当など待遇面に影響するので、正確に記載します。

記入後に確認すべきこと

記入後は、誤字脱字はないか、住所・学校・会社名は省略せずに書いているか、フリガナを書くべきところを書き忘れていないか、入学・卒業・入社・退社年月は正しいか、履歴書は空欄無く埋めているか、面接準備の履歴書のコピーは取ったか、写真は貼ったか、添え状がある場合に添え状は入れたか、押印がある場合に押印はされているかなどの確認が必要です。記載後に、プロのコンサルタントに相談することもお薦めです。

郵送・メールでの送り方

  • 郵送の場合

封書の住所は、郵便番号を記載し省略せずに都道府県から正確に記載して、社名は(株)などの略字を使いません。そして封筒の表面の左下の部分に、「応募書類在中」と記入します。(赤字は尚可)

封筒の裏面に自分の住所、氏名(同様省略住所は使用しない)を記載します。封筒は、書類に折り目がつかない定形外の封筒を使用します。より高い気配りとしてはクリアファイルに応募書類を入れるようにすると書類に汚れが付着したりするのを防止できます。

郵便料金が不足したりすると料金不足で返送されてしまうので応募期限に間に合わなくなってしまうケースが出たりします。不足がないように少し多めの金額の切手を貼るなど注意して、急ぐ場合は宅急便や速達で送付します。最後にメールで連絡できるのであれば、送付したことをメールで連絡します。

  • メール送付の場合

メールの場合も、郵送の場合と同じように、住所の表記や社名の表記に注意します。丁寧な言葉遣いを心がけて、失礼のない起承転結の簡潔な文面にします。応募会社の部署に送る場合の~御中と、個人名の○○様を併用しないようにします。

 

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